いつ頃からでしょうか、器がこんなに大好きになったのは…。
祖母が小さな料理屋を営んでいましたので、 幼稚園に上がる前からそこにちょこちょこと顔を出しては、 いろいろな料理が器に盛りつけられていくのを眺めていた記憶があります。 家でも、料理好きの母と一緒に台所に居る時間が好きで、 「このおかず入れるお皿、持って来て」と言われると、 食器棚の中を覗いて一生懸命器を探していました。 もっとも当時の我が家では、おかずによってほぼ定番の器があって、 そんなにたくさんの選択肢はなかったのですが…。 季節の行事や家族の記念日には、「ハレ」の器がたくさん登場しました。 趣向を凝らした料理をたくさん作ってくれる母…。 それが乗る器も、納戸や物置から運ばれて来て、 「わぁ~、きれい」と私はワクワク。 お正月には、器好きだった祖母があつらえた重箱やお膳が登場して、 幼心にも気持ちが改まったものでした。 誕生日や雛祭りの時は、友達を呼んで小さなお集まり。 そんな時は、私のためにちょっとよそ行きな器が用意されて、 なんだか得意な気分に…。 そうそう、本や雑誌からもずいぶん影響を受けたかもしれません。 「暮らしの手帖」と「ミセス」は両親が定期購読していましたが、 毎月届くのが私もとても楽しみで、まずは料理のページへ。 食べたこともない美味しそうでお洒落な料理が、素敵な器に盛られて載っている写真は、 小さな私のハートにも確かに命中。 吉兆の湯木貞一さんや辻留の辻嘉一さんが、連載で器と料理のことを 書かれているのを読んで、「あぁ、器ってなんていいものなのだろう~」と感激。 母の持っていた料理本も、作れるはずがなくても、写真を見ていれば満足。 器好きの芽はその頃から芽生えていたのでしょうね。 つらつら考えると、「器好き」DNAは祖母から受け継いで、 それをしっかり目覚めさせてくれたのは母でしょうか…。 祖母があつらえた漆器コレクションから。 「ひょうたんと駒」はおめでたい柄。 ところどころ痛んでしまいましたが、大切に使いたい。 いつか、ちゃんと塗り直しをして、少し「私オリジナル」にしてもよいかなぁ…。 #
by seido301
| 2008-09-29 13:28
| 器・LOVEのきもち
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