2009年NEW COMERとしてたびたびご紹介している服部竜也さん。 青木良太さんとは同い年、多治見市意匠研究所出身のホープです。 多治見市意匠研究所(通称 多治見意匠研)は、陶磁器の町多治見市に1959年に設立 された地元陶磁器産業の振興を目的とした試験研究機関です。 その人材育成事業では今までに703人の卒業生を業界に送りだし、数多くの卒業生が 陶磁器デザイナーやクラフトマン、陶芸家として活躍されているそう… 「豊かな感性を持った多くの若者たちが焼き物を通して集い生活することは、多治見市に おける新しいまちづくりのエネルギーにもなります。 陶芸、陶磁器デザインに興味を持ったみなさんが、新たな産業・文化の創造者としてここ 多治見で学び、活躍されることを期待しています。」と謳ってある通り、意匠研出身の 作家さんの活躍は目覚しいものがあります。 今回青木さんにご案内いただいた作家さんたちは皆さん意匠研のご出身で、三十代の 言わば「若手」の方たち…でも皆さんすでに陶芸界大注目の作家さんたちです。 三十代といえばこれからが楽しみな伸び盛り世代ですが、人気ギャラリーでの作品展も 開催されファン多数、陶芸家を目指す若い世代からも支持されていらっしゃいます。 服部さんもそんな多治見イケイケ作家衆のお一人です。 服部さん、メンズノンノにでも出てきそうなおしゃれで今風なイケメン青年で~す!! その上とっても礼儀正しくて明るくさわやかな綺麗好きさん。 工房もきちんと片付いていて整然です。作品はブログでいろいろご紹介していますが、 スタイリッシュで都会的な作品とご本人の印象がピタッと重なります。 服部さんの作品には、何というのでしょうか…端正な清潔感が感じられます。 お洒落で上質な仕立てのよいスーツを実に品よくまとった出来るビジネスマンみたいな感じ (例えが突飛かしら…)がするのです。 そう「品」が感じられるのです! 「黒」のシリーズを見たスタイリストさんが、「高級感がある」と評されていましたが、質感も フォルムのバランスも、きちんと計算された完成度の高い器です。オトナな器… 「クリーム」のシリーズも然り。こちらはモダンでシンプルな温かみも感じられます。 北欧っぽいイメージもして、木の肌とも合えばメタリックな人口素材とも相性がよさげです。 服部さん、こんな風に私が語っていることなんか考えて作ってないだろうけど、計算しなくても ↑のような雰囲気を醸し出す作品が作れちゃうのが「センス」なんですよね~! 見とれてばっかりもいられないので(笑)、年末に送ってもらった以外の作品もちゃんと チェックチェック!! どれもツボなんですよね~!「これ使える」って感じで…全部しっくり来ちゃうのです。 「一器多用」のお手本みたいな、出来るヤツ。 作り手の服部さんは気負いなく自然体なのがまたいいなぁ~! と、ここでもついつい長居しちゃって…次に急がなくちゃと記念撮影と握手で服部さんに 別れを告げて、年末に作品を拝見して「わ~、かっこいい」と思った鈴木卓さんの工房へ 向かいます。 服部さん!秋頃にはご本人に来ていただいての☆特別企画ができるといいなぁ、 とイクタは考えています。 是非、皆さんにも会っていただきたいなぁ~!!
by seido301
| 2009-02-01 10:18
| 作家さんのこと
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